あなご竹輪 宮島名物 いずの水産 


■宮島
平成8年12月「厳島神社」が、世界文化遺産登録を受け、宮島は「世界遺産の島」となりました。神の山弥山(みせん)と厳島神社への参道ともなっている商店街、その商店街から一歩、小路(しょうじ)と呼ばれる路地に入るとベンガラ格子や白壁が立ち並び、宮島の古の生活を映した表情を観る事ができます。宮島商家の趣を残す町家通りや、厳島合戦の古戦場だった塔の岡、五重塔、龍髭の松(りゅうぜんのまつ)、紅葉、桜、そして眼前の広がる瀬戸内海が、季節ごとに美しい彩りと情緒のある宮島を魅せてくれます。
五重塔 鹿


■厳島神社
厳島神社社殿は、推古天皇の時代に佐伯鞍職による創建と伝えられています。久安2年、平清盛が安芸の守に任官。平一門の崇敬が始まってから盛大に栄えます。厳島神社社殿のほとんどは平安時代に造営されましたが、2度の火災によって焼失。現在の本社本殿は元亀2年、客神社は仁治2年に建築されました。造営当初の様式を忠実に映した平安時代末期の建築様式は、貴重な文化遺産となっています。厳島神社は御笠浜に位置し、干潮時には大鳥居が足元までその姿を現すため、徒歩で大鳥居までたどり着くことが出来、満潮時には、海を敷地として建つ幻想的な姿が実に美しい景色を見せてくれます。平安時代、神が降りる山を擁す島全体を「神聖な地」として崇め、平清盛と当時の神主であった佐伯景弘によって建立された社殿は、浄土信仰に根ざした極楽浄土を具現化したものとも言われています。
 


■大鳥居
干潮には全体像を現し、満潮には海に浮かぶような姿を見せる朱塗りの大鳥居は、主柱樹齢500〜600年のクスノキの自然木で作られています。現在の大鳥居は8代目。建立にあたっては、約20年近い歳月を巨木探しに要しました。大鳥居の建立に際して、松材の杭を打って地盤を強化し、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、先人の知恵と工夫がなされています。


■五重塔

応永14年(1407)建立の国重要文化財。高さ27.6mで桧皮葺で唐様と和様の建築様式が美しく調和した建造物です。内部は彩色がしてあり豪華絢爛。柱の上部には、金襴巻きの装飾画、内壁には、極彩色の仏画が描かれています。


■宮島の桜
大永3年(1523)創建の多宝塔。高さ15.6mの塔は下層が方形、上層は円形と上層と下層の形が異なるなど構造的にめずらしい国の重要文化財。この多宝塔周辺をはじめ、千畳閣、もみじ谷公園など、染井吉野が約2,300本。神の島宮島を散策しながら花見が楽しめます。毎年3月下旬から4月上旬がみごろです。
 


■宮島の紅葉

紅葉で全国的にも有名な宮島・紅葉谷公園は宮島桟橋より徒歩約20分。嚴島神社の背後に位置し、弥山(ミセン)原始林の麓にあります。その名のとおり、紅葉の時期はイロハカエデやヤマモミジなどの紅葉でひときわ鮮やかで、公園全体が燃えるような朱に染まります。見頃は11月10日前後から。


■宮島の鹿
神の使いとして大切にされてきた宮島の鹿。宮島が6000年ほど前に島になる以前から住み着いていたとのこと。愛くるしく、人なつこい宮島の鹿は観光客の人気者です。鹿とのふれあいを一番の楽しみにくる観光客も多い。まさに鹿は宮島のシンボルなのです。
 


■宮島水族館
中国地方最大級の水族館で、瀬戸内海に生息している白い小型のイルカのスナメリが水族館のシンボル。天然記念物になっているカブトガニや太刀魚など瀬戸内海の魚を中心に、ペンギンやアシカショーなどのイベントも楽しめます。特に飼育が難しいといわれる太刀魚の水槽は神秘的で必見です。オウムガイも泳いでいます。
 


■宮島商店街
厳島神社へと続く参道は、海沿いと一本中へ入った商店街の2ヵ所。散策がてら、ゆっくりと瀬戸内海の景色を楽しみ、宮島の鹿に会いたいのなら海沿いを歩くのがいいでしょう。一本入った商店街には、あなご竹輪、もみじ饅頭やかきの殻焼きを店頭で焼く店、お洒落なカフェが立ち並んでいます。行き帰りに別のルートを辿れば、宮島を堪能できることでしょう。



■宮島水中花火大会
広島の夏を彩る花火大会は各地で行なわれますが、宮島水中花火大会は、海と夜空をキャンパスに描かれる一大ページェント。日本花火百選では、最高のロケーションという評価を受け、写真愛好家たちから常にトップランクキングされています。水中花火船より海中に投げ込まれた水中花火が、夜空に華を描き、その光が朱塗りの大鳥居や海に向かって建つ社殿を幻想的に映します。世界文化遺産の宮島ならではの「夏の風物詩」として、人気の高いイベントです。

 
(宮島) (広島)

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